日本ではあまり報道されなかったロサンゼルスの暴動


日本ではそれほど報道されなかったが、6月に米国西部のロサンゼルスで連邦当局による非正規移民の一斉摘発に対する抗議デモが続き、参加者らと当局の衝突が起き、一部が暴徒化した。


デモ3日目にはトランプ大統領が派遣した州兵の部隊が、デモ参加者らを強制排除するため催涙ガスやゴム弾を使用した。しかしこの州兵派遣については、カリフォルニア州知事とロサンゼルス市長が撤回を求めていた。

通常は州兵の派遣は州知事の要請により行われるが、カリフォルニアは民主党の巣窟であり、非正規移民摘発に反対しているくらいだから、そんな要請をする筈もない。そこでトランプ大統領は州知事の要請無しで州兵を派遣したが、これは1965年以来ということで、勿論民主党は大騒ぎで非難している。

加えてロサンゼルス市は、市の予算や職員などを連邦の移民の取締りに利用することを禁じる条例を制定している。これに対して米司法省はこの条例がトランプ政権の不法移民対策を妨げ、連邦法に違反しているとして、違法性の確認と差し止めなどを求めて、カリフォルニア州の連邦地方裁判所に提訴した。

この訴訟の中で、6月のデモで一部が暴徒化したことについて「ロサンゼルス市が協力を拒否したことが暴動や略奪、破壊行為の一因となった」と批判している。

なお、一部の右派系インフルエンサーなどは、このデモは中共の破壊工作の一端であり、デモ隊の一部は中共の国旗を掲げていた、としてその写真を掲載しているが、まあ、いくら何でもこんなガチな事はやらないだろう(笑