旧社会保険庁の職員はなぜ最低最悪だったのか

旧社会保険庁といえば、「消えた年金」やら大赤字の結婚式場などの年金施設、挙句の果てには職員による着服と、まさに「税金泥棒」そのものであり、各省庁の中でも職員のレベルの低さではダントツの存在だった。

それもあって、同庁は解体されて年金事業団となったが、殆どの職員はそのまま事業団に移行した事で、結局社会保険庁の最大の問題原因だった「クズ職員」は、ほぼ残ってしまつた。

まあ、それはそれとして、以前から疑問だったのは、何故にこのようなクズ職員ばかりの組織だったのか、という事だ。とは言っても、流石にこれを解説した資料などは見当たらなかったが、そうだ、ChatGPT先生に聴いたら良い回答をもらえるかもしれない。

という事で質問した結果は‥‥

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① 社会保険庁の制度的位置づけ

  • 社保庁は「省」ではなく厚生労働省の外局でした。
  • 職員は国家公務員ではあるものの、多くは**一般職(非キャリア・準公務員的な立場)**であり、国Ⅰキャリア官僚の比率は極めて低い組織でした。
  • 実際には「巨大な社会保険事務所ネットワークを持つ事務処理機関」であり、企画立案よりも窓口・事務が中心でした。

② 職員の採用と学歴

  • 中央省庁本省(財務省・外務省・経産省など)は、東大・京大を中心とする難関大出身の「国家公務員Ⅰ種(現:総合職)」が中心。
  • 一方、社会保険庁は主に**国家公務員Ⅱ種・Ⅲ種(現:一般職・高卒枠)**で採用。
  • そのため、職員の学歴も地方国立大や私大(中堅レベル)、高卒採用が多く、MARCHや日東駒専レベルがボリュームゾーン。東大・京大卒は少数派でした。
  • また、職員の多くは「準職員」扱いの社会保険庁独自採用(社会保険庁職員採用試験)で、一般国家公務員試験よりも競争率・難易度が低かったと言われます。

③ レベル低下が指摘された背景

  1. 事務量中心で専門性が育たなかった
    → 年金記録管理などの膨大な事務が中心で、政策立案や高度な行政判断を要する業務は少なかった。
  2. キャリア官僚の関与が薄い
    → 厚労省本省からの出向キャリアは少なく、多くの職員が「末端事務職員」の感覚で勤務していた。
  3. 人材流動性が低い
    → 一度採用されると同じ職場で定型的事務を長年続けるケースが多く、能力向上のインセンティブが乏しかった。
  4. 労働組合(全厚生)との対立
    → 強い組合活動があり、能力主義よりも年功序列・既得権益が優先される組織文化になった。

④ 他省庁との比較(ざっくり)

  • 財務省・外務省・経産省:東大・京大卒中心、国Ⅰ合格組。
  • 厚労省本省:国Ⅰ中心、旧社保庁より遥かに学歴レベルが高い。
  • 旧社会保険庁:地方国立・私大卒+高卒組が多数。難関大出身者は少ない。

まとめ

  • 旧社会保険庁の職員は、学歴的にも国家公務員としては下位層が中心。
  • 組織的にも「巨大事務処理機関」で、政策官庁のように優秀層が集まらなかった。
  • このため「省庁の中で最もレベルが低い」と言われる背景になった。

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いや、流石。厳しいところを忖度なしに纏めている。

ChatGPT先生は高級官僚に対しては何やら忖度しているふしも感じられるが、小役人に対しては実に厳しい。

まあ、生成AIを開発しているのは、超エリートエンジニアだから、下級の小役人の立場なんて全く考えていないのかもしれない。

しかし考えて見れば、超エリートというのはバカな庶民には考えさせずに、自分達が決めていく、ようするに心の中では全体主義、共産主義の傾向がある。

という事は、生成AIの時代は一歩間違えると危険、という事も考えられるが‥‥。