三菱自動車工業は、中国の合弁会社「瀋陽航天三菱汽車発動機製造」におけるエンジンの生産を終了し、合弁関係を解消したと発表した。
三菱自動車は、2023年に中国における三菱ブランド車両の現地生産を終了しており、今回の措置に伴い中国市場から完全撤退することになる。
中国の現地メーカーのガソリン車は多くが三菱製エンジンを搭載していた。しかしその後各社は自社でのエンジン製造に成功したといわれている。
中国はEVシフトでガソリン車の生産が激減しているとも言われているが、実際には50%程度のガソリン車が製造されているらしい。では中国は日本製に匹敵するエンジンが既に製造できるのかといえば、そんな事は無いのちょっと考えれば直ぐに判る。
一見すればある程度の水準に達しているようにも見えるが、日本製のように当たり前に20万キロ程度は使えるような耐久性が無い事は誰がみても明らかだ。
ただし、中国も今後はHVにシフトしていくだろうから、そうなるとエンジンへの負荷は楽になり、その面ではなんとか誤魔化しが効くかもしれない。