中堅 SIerってなに?

工業系の大学の実態に関して、生成AIの回答の中に、「東洋や青学では、同じ学科でも中堅SIerやインフラ会社に流れることが多いです」という部分があった。

ここで、「中堅SIer」とは一体どんな企業だろうかという疑問が湧いた。そこでこれまた生成AIに尋ねてみたらば‥‥

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「中堅SIer(システムインテグレーター)」とは、日本のIT業界で、以下のような特徴を持つ企業を指します。


■ SIerとは?

「System Integrator(システムインテグレーター)」の略で、企業や官公庁などのクライアントに対し、以下を一括して請け負う企業です:

  • ITシステムの 設計・開発・導入・運用・保守
  • 顧客ニーズに合わせた カスタマイズ
  • ハードウェアやソフトウェアの 選定と統合

■ 中堅SIerの特徴

項目内容
規模従業員数:数百~数千名程度(大手より小規模)
売上高年商100億~1,000億円規模
顧客層地方自治体、中小~中堅企業、大手企業の二次請けも多い
業務内容業種特化(金融、製造、医療など)や特定技術(SAP、ネットワーク、クラウドなど)に強み
取引形態プライム(直接受注)もあるが、上流工程は大手SIerからの下請けも多い

■ 代表的な中堅SIerの例(※2024年時点)

  • TISインテックグループ(TIS、インテック)
  • SCSK
  • 富士ソフト
  • 大塚商会(ITソリューション部門)
  • Sky株式会社
  • DTS
  • NSD
  • オージス総研(大阪ガスグループ)
  • 日立ソリューションズ・クリエイト
  • 東芝情報システム
  • キヤノンITソリューションズ

■ 大手との違い

観点大手SIer(例:NTTデータ、富士通、日立)中堅SIer
規模数万人規模数百~数千人
顧客官公庁・メガバンク・大企業が中心中小企業、地方自治体、または大手の下請け
業務領域幅広く包括的(インフラ~アプリ)特定分野に特化する場合が多い
開発工程要件定義から保守まで一括下流工程に比重がかかることも

■ 中堅SIerの強み・弱み

強み:

  • 顧客との距離が近く、柔軟な対応が可能
  • 特定分野における深い専門性
  • 大企業より風通しがよい場合も

弱み:

  • プライム比率が低く、大手の下請けになることが多い
  • 給与水準やプロジェクト規模で大手に劣る場合も

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という回答だった。

ところで、最近の工学系では大学院進学が増えているが、中堅SIerに就職するにも大学院修了が必要なのかどうか、これまた生成AIに尋ねてみた。

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いいえ、中堅SIerに就職するために大学院進学は必須ではありません

多くの中堅SIerでは、学部卒(四年制大学卒)での新卒採用が一般的かつ十分です。むしろ、大学院卒より学部卒のほうが人数的には多く採用されています。以下に詳しく説明します。


✅ 中堅SIerにおける大学院進学の必要性

観点回答・解説
大学院進学の必要性不要。ほとんどの中堅SIerでは学部卒で問題なし。
大学院卒の優位性研究内容やスキルがマッチしていれば有利になる場合もあるが、学部卒と大差ない評価の企業も多い。
修士で有利になる場面AI、機械学習、数理最適化など特定の先端技術職や、研究開発部門などではアドバンテージが出ることも。
中堅SIerの採用実態多くは文系・理系問わず、情報系以外からも学部卒を広く採用。プログラミング経験はあった方がよいが、入社後の研修で学ばせる体制もある。

✅ 学部卒で中堅SIerに就職するために必要なこと

以下を備えていれば、学部卒でも十分就職可能です:

項目内容
基礎IT知識プログラミング(Java、C、Python等)やDB(SQL)、ネットワークの基礎など
志望動機・適性SIer業務(顧客対応、要件定義、設計・開発)への理解と関心
インターン経験有れば有利。IT企業での体験は自己PRに使える
コミュニケーション能力チーム開発や顧客対応が多いため重視される

✅ 大学院進学を選ぶとよいケース

ケース理由
AI・データサイエンスなど研究職志望高度な専門性が求められる
研究室での経験を深めたい理論と実務の橋渡しをしたい場合
学部時代に就活に失敗した進学でリベンジを図る戦略としてあり得る
就職先の選択肢を広げたい上位SIerや研究職、外資ITなども射程に

✅ 結論

  • 一般的な中堅SIerに就職するなら、大学院進学は不要。
  • 文系・理系問わず、学部卒の新卒枠が豊富。
  • ただし、専門職や上位SIerを目指すなら大学院も選択肢。

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成程、以前業務で関係したシステムコンサル企業の若いニイちゃんやネエちゃんは、恰好ばかり付けていたが、具体的なハードウェアや通信システムについては素人だったのを思い出した。