フィリッピン軍、護衛艦に続きF-2戦闘機導入も検討

フィリッピン海軍は日本の中古護衛艦「あぶくま型」を導入するという話に続いて、今度はF-2戦闘機を導入するという話が出ている。

F-2戦闘機はF-16をベースとして大幅な改良と大型化を加えて三菱重工がロッキードと共同開発した機体で、2000年10月より運用が開始されている。

フィリッピン軍は現在韓国製のFA-50軽戦闘爆撃機を12機運用しているが、これはT-50練習機をベースに武装してモノで、流石に本格的な戦闘機程の能力は無い。


中国の主力戦闘機はJ-10Cであり、実はスペック上ではF-2と同等の性能であり、言い換えればフィリッピンはF-2の導入により中国と同等の戦闘機を所有する事になる。


ここで、これらの3機種のスペックを比較する。

とはいえ、中古護衛艦に比べて、F-2の海外輸出には憲法上も更に高いハードルがある。しかも、F-2は既に生産を中止しているから、輸出するにしても新たに生産ラインの設置が必要となる。

実はF-2については、フィリッピン以外でも導入を希望している国は多い。例えば台湾の場合、日本やフィリッピンと同様に島国であり中国に対する防衛が必要という事では、F-2は極めて適している。

それなら、早急に憲法問題を解決して、F-2の製造ラインを新設し生産すれば、量産効果で価格も下がるし、良い事ずくめとなるのだが、まあそれは難しいだろう。

とねれば、現在自衛隊が所有している90機の内から一部を中古としてフィリピンに輸出するとうのはどうだろうか。F-2 は2035年頃から退役する予定だから、あと10年は使えるし、重整備により延期する事も可能だろう。

そこで不足して分は、とりあえず米国からF35Aを急遽購入すれば、自動車輸出の赤字分をチャラにできと交渉できるから、輸入関税だって日本は最低税率にしろよ、という交渉もできると思うが‥‥。

えっ、F35買ったくらいでは貿易不均衡は収まらない、って?

それじゃあ、第七艦隊まとめて日本が買ってやる。安くしろよ!って言ったらどうするんだろうね。