グローバリズムの恩恵は上位10% 下位70%はより悲惨になる

グローバリズムはこの500年を通して、遂に完成するかとおもいきや、結局失敗に終わったようだ。

グローバリズム=ネオ・リベラリズム(新自由主義)は「世界中に自由と民主主義、自由な企業活動、重経済システムで世界中を豊かにする」と綺麗事を言う。しかし、リベラリズム推進で一番利益を得るのはトップ0.1%で、彼らは巨額の資産を形成する。また、ある程度得したと思えるのはトップ10%で、彼らはグローバリズムほのおこぼれにあずかれる、自称アッパーミドルクラスだ。

トップ10%とは偏差値でいえば約63以上であり、すなわちアッパーミドル予備軍は高校受験(中学生)の偏差値で言えば63の準優秀受験校以上という事だ。となると、大学は私立文系では偏差値はマイナス10で換算できるので53となり、日東駒専の上位以上という事になる。

なーる程、世間で批判されている学歴廚も、ネオ・リベラリズムの観点からみると決して間違いは無かった事になる。

しかし、大学で就職を頑張って成功する例もあるじゃないか、といわれそうだが、勿論その確率は低くてもこのような成功例は確実に存在する。という事は大東亜帝国までなら、上手く言えば私立文系でアッパーミドルに入れる可能性があるという事だ。

次にボトム70%は確実に生活水準が落ちていき、「文化的な楽しみ・生きる喜びが破壊される階層」であり、偏差値に換算すると約54~55になる。すなわち、受験校とは言えない公立高以下は、将来ボトム70%になる危険が多い、という事だ。

ただし、これは今までのネオ・リベラリズムが主流だった時代の話であり、DSは既にこれが失敗である事を悟り、グローバル思想を文明の衝突、すなわちイスラエルとイスラム・シーア派の戦いのように戦術を転換を行った、というのだ。

さて、今後世界はどのように変わっていくのだろか?