遂に米国がB-2 爆撃機によるイラン地下核施設に対するバンカーバスター攻撃を実施したが、このままではイランのイスラム政権はやられっぱなしの大恥状態だから、何とか突っ張るために、ホルムズ海峡の閉鎖を持ち出してきた。
先ずはホルムズ海峡の位置を確認する。
ホルムズ海峡はペルシャ湾とインド洋を結んでおり、北岸にイラン、南岸にアラブ首長国連邦(UAE)、オマーンが位置している。 全長約100マイル(161キロメートル)で、最も狭い部分の幅は21マイルである。

ホルムズ海峡はサウジアラビアやUAE、オマーンなどで採掘された原油をタンカーで輸出するには非常に重要な航路となっているから、ここを封鎖されたら原油市場は大混乱となる。
実は、ここを封鎖したら困るのはイラン自身でもあり、自国産の原油の多くが輸出できなくなってしまう。
こんな状況だから、ホルムズ海峡閉鎖はイランにとってもリスクは極めて大きい。そんな事から、イランはホルムズ海峡閉鎖の脅しを過去何度か行っているが、未だ実施はしていない。
ただし、今回はそれらとは次元が違う窮地だから、正に窮鼠猫を噛む状態で閉鎖に踏み切る事も考えられる。
とはいえ、イスラエルや米国だって、その対策は充分に行っているであろう。閉鎖するには、例えば海峡内に多くの機雷を敷設する事が考えられるが、そもそもイランには機雷敷設艦があるのだろうか。
これについて生成AIによると‥‥
———————————————————–
■ イランの機雷敷設能力
1. 敷設手段
イランは必ずしも「大型の機雷敷設艦」を保有しているわけではありませんが、以下の手段を用いて機雷を敷設可能とされています:
・小型艦艇・高速艇(FAC)
イラン革命防衛隊海軍(IRGC-N)の主力である高速攻撃艇が、小型機雷を搭載して迅速に敷設することが可能。
・改造商船・漁船
民間船舶を偽装して敷設する「非対称戦力」としても使われる可能性。
・潜水艦
イランの「ガーデル級」などの小型潜水艦は、ソ連製の機雷(M-08など)を搭載可能。
2. 保有機雷の種類
イランは以下のような旧ソ連、中国製、あるいは自国開発の機雷を保有していると見られています:
・接触機雷(触れると爆発)
・音響機雷(プロペラ音に反応)
・磁気機雷(艦の磁場に反応)
・圧力感知機雷(艦の通過時の水圧変化に反応)
一部は中国製の進化型機雷(例:EM-52)を輸入したとも報告されています。
———————————————————–
という事で、出来ない相談では無いようだ。
とはいえ、イランの軍事力はイスラエルの攻撃により陸・空軍は壊滅状態のようで、海上封鎖の為の海軍も何か動きを見せれば、海軍基地に対する強烈な攻撃があるだろう。