日保絡みの元反社がポルシェ911カレラGTSを買ったと話題になっているが




日保絡みで世の中でも注目されている元反社の人物が、ポルシェを買ったと話題になっているようだ。何やら、911 GTSをオーダーしたとか。

そして本人がXにその内容をアップしていたが
911 Carrera GTS
本体価格 23,790,000円
メーカーオプション 1,420,000円
販売店オプションと諸経費 2,882,940円
合計 28,092,940円
という事らしい。

GTSとはいえ、今や2千4百万に迫る価格なんだ。やっぱり、円安が効いているねぇ。
まあ、それは仕方ないとして、メーカーオプションも結構な価格だが、実はポルシェの本体価格は自分の好みに合わせてオーダーするためのベースともいうべきもので、少なくとも車両価格の5%程度のオプションは絶対に必要となるから、142万円のオプションというのは納得できる。

問題は販売店オプションと諸経費というやつで、これが約300万円というのは何なんだ?

ディーラーオプションの欄には、ドライブレコーダーの価格が入っていて、それが3つの欄にチェックは入り、合計すると約42万円にもなるが、これまた不明。
これに延長保証2年25.4万円が表示されているが、それでも300万円にはならないが。

まあポルシェに限らず、高級輸入車ディーラーというのは相手を見て、隙あらばボッタクる事を考えているのが普通だ。しかも、一見さんには冷たい!

ところで、ポルシェというのは一年の内で買うのに適した時期というのがある。ポルシェはイヤーモデル制だから、毎年9月から翌年モデルの生産が始まり、日本には11月頃からデリバリーされる。ポルシェは本来フルオーダーなのだが、それでは納期が長くなり、気の短い日本人の多くは納得しないので、ディーラーの判断で皆が好みそうな仕様で見込み注文している。

その中に気に入った仕様があって、未だ売れ先が決まって無ければ短期間で納車される。しかし、自分の好みのオーダーをしたい、とりわけ珍しい色などは4月から受けつける来年のモデルを予約する事になる。そして、秋から納車だから、早くても半年後であり、珍しい仕様だと最終生産となる2月以降に製造ラインに投入されるから、納車には1年かかる事になる。

なお、特別に人気のあるGT3などは、各ディーラーに1台程度しか割り当てがないために、超お得意さんが既に押さえてしまい、「普通のオーナー」には入手が不可能というのが現実だ。

ただし、今回のようにカレラGTSだったら、それ程でもないだろう。

今回の件でSNSでは、すごい、三千万円もするクルマを買ったんだ、と騒いでいるが、今の段階では買ったのではなく、注文しただけだ。とはいえ、この段階でデポジット(deposit)、すなわち保証金を支払う事になり、その金額は個別交渉だが、概ね車両価格の10%くらいが多いという。すなわち、250万円くらいだろうか。

ただし、キャンセルされたら買い手が付かないようなヘンテコな色とかだと、話はまた違うかもしれない。

また、ポルシェセンターも各ディーラーによって内容が異なり、都心の超一等地にあるディーラーはポルシェオーナーの間でメッチャ評判が悪いところがある。兎に角高飛車で、相手の社会的地位などで対応が大きく異なったりする。

とりわけ、成金とみられるとボッタくられ放題であり、嫌なら買うな、みたいな態度をとるという。逆に医師や成り上がりではない中堅以上の企業オーナーなどは、結構丁重に扱ってもらえたりする。

まあ、ポルシェオーナーなんて、医者と反社で大部分を占めているくらいのもので、ディーラーマンは大物反社などの客も多いから、チンピラなんて手玉にとるのは簡単だ。

ということは‥‥。