去年12月に「非常戒厳」を宣言し、今年1月に逮捕・起訴された韓国の尹錫悦大統領が、裁判所の拘束取り消しの決定を受けて、8日夕方、拘束されていた拘置所から釈放された。
ソウル中央地方裁判所は7日、捜査機関の拘束に関する手続きの適法について疑問の余地があるとして、拘束を取り消す決定を出した。
尹大統領は刑事裁判と弾劾裁判の2つを抱えているが、憲法裁判所は3月中旬には弾劾が妥当かどうかの判断を示すといわれ、これにより弾劾が妥当と判断されれば直ちに罷免されるが、弾劾の要求が退けられれば大統領の職務に復帰することになる。
李在明の率いる極左政党、共に民主党と尹大統領の保守系与党「国民の力」との熾烈な戦いは、どちらに軍配が挙るのだろうか?