4月から原付が125ccに




原動機付自転車、通称「原付」や「原チャリ」と呼ばれているバイクは、排気量が50㏄であることは多くの国民が知っているが、なんと今年の4月から施行される親基準で、125㏄以下に変更される事になった。

排気量が上がったとはいえ、新基準では出力も制限され、最高出力が4.0kw以下となる。

因みに、現行のスーパーカブ50のエンジン仕様は、49㏄ 2.7kw/7,500rpm 3.8N-m/5,500rpmで、これと殆ど同じ外観だが110㏄のエンジンを積んだスーパーカブ110では、109㏄ 5.9 kw/7,500rpm 8.8N-m/5,500rpmとなっている。要するに新原付のエンジン出力は500㏄より少しはアップする事になる。

噂ではホンダの新規格カブは110㏄をベースとして5.9→4.0kwへとでチューンされると噂されている。これにより、最大出力の回転数も5,000rpm程度にまで下がるだろう。

要するに、この改正の目的は11月から適用される排気ガス規制への対応であり、従来の50㏄では新しい排気ガス規制をクリアできないためだった。

ところが、新規格原付が適用されるまであと2か月に迫っているにも関わらず、バイクメーカー各社は未だ新規格車の詳細を発表していない。

ところで、このニュースを拡大解釈して、4月からは原付免許で125㏄まで乗れるようにな、というような事を言って、中古の110㏄モデルを割高で販売しているようなサイトがあるようだ。知っていてやっているなら詐欺だし、解釈が間違っているのなら単なるアホだが‥‥。