今年4月初め、台湾の蔡英文総統が米国でマッカーシー下院議長と会談したことへの対抗措置として、中共は台湾本島を取り囲む形で軍事演習を開始した。
⇒久々に中共空軍が台湾海峡で境界線侵入
更に山東は太平洋側に侵入し、グアム西方710キロの海上まで進出して1週間、140回にわたりJ15(殲15)艦載機の離着艦訓練を行った。これにより、中共の国営メディアは
・山東が遠距離総合作戦能力をアップグレードした
・台湾は今や袋のねずみあるよ
と大喜び。
これに対して米軍は台湾付近では空母ニミッツ機動部隊が中共の訓練を見守っていたが、山東が太平洋側に侵入した時には反対方向に向かっていった。山東の監視は日本の海上自衛隊に任せた、という事だった。米軍にしてみれば、山東なんて使い物にならないガラクタの相手なんかしていられねぇ。念のために自衛隊が監視しておいてくれ、というノリだったのだろう(笑
山東はグアム海域での訓練での戦闘機の出撃回数が1日平均20回ほどだった。これは米国のニミッツの120回に比べれば、まるで相手にならない事も判ってしまった。
加えて、米国の原子力空母ならば数年間は燃料補給なしで行動できるが、山東は通常動力を使用しているから自艦の燃料で航行できるのは15日であり、往復を考えれば7日しか作戦を続行できない。そこで、今回も山東と共に補給艦が追従して燃料補給を行う事で、何とかグァム海域での作戦ができた。
それなら、実戦になったらばミサイル高速艇などを利用して補給艦を撃沈すれば、作戦続行どころか帰還すらできなくなってしまう。
な~んだ、空母としての機能云々の前に、補給艦無しでちょいと遠出したらばガス欠で帰れなくなるのだった(爆
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