4年ぶりに上海モーターショーが4月8日から27日まで開催された。このショーには1000社以上が参加し、100台以上の世界初公開(ワールドプレミア)が行われたが、その殆どがEVという事だ。
これについて、日本のマスコミは日本とドイツに代わって、日本では殆ど知られていない中国メーカーが新型のEVを展示し、脚光を浴びている。もう日・独の自動車業界は終わった‥‥みたいな事を述べているが、何を言っているのやら‥‥。
これって、本当に分かっていないのか、中国に忖度しているのか、共産主義に憧れてる記者が書いているのか??
そもそも、中共が国を挙げてEVに取り組んでいるのは、自国でエンジンが製造できない事からエンジンが不要なEVで技術のゼロリセットを目論んでいるからだが、自動車技術というのはそんなに甘くは無く、動力源の技術でゼロリセットしても、ボティやシャーシー、足回りなどの技術で日欧米に追い付くのは当分無理だろう。
勿論、一見似たようなものが出来ても、緊急時ではその性能差がはっきり出るだろうし、新車の時は良くても、10年平気で使える日本車に対して、数年も経たずにガタガタになるとか‥‥。
ぶっちゃけ、日本車だってドイツのプレミアムブランド、具体的に言えばメルセデスベンツとBMWには何時まで経っても追いつけないのだ。
えっ、レクサスがある、って?
う~ん、まあ、日本車としてはなかなか良くは出来ているが、技術以前に所詮は大衆車であるトヨタ車とコンポーネントを共有しているのだから、これは如何にもならない。
それじゃあ、大衆車のフォルクスワーゲンと共用しているアウディはどうなんだ、って思うだろうが、ハイっ、アウディはハッキリ言ってメルセデスベンツとBMWと比較すれば‥‥まあ、オーナーには悪いが‥‥。
そして日本のマスコミは、日本の自動車メーカー、特にトヨタがEV化に遅れていて、既に取り返しがつかない、みたいな事を言っているが、環境詐欺も既にオワコンとなった今日この頃、欧州でも極端なEV化の日程を修整し始めている。
そして、天下のメルセデスベンツは主力のEクラスをEVのEQEを発表して、エンジンモデルからは撤退か、と思わせておいて、何とキープコンセプトでエンジン駆動の新型Eクラスを発表した。
⇒本篇日記 Mercedes-Benz E-Class (2024)
とは言え、EVの技術も当然必要だからトヨタの場合、新開発のモデルをチャラにして、EVに特化した設計をゼロから始めたようで、流石は有り余る資金を持つトヨタだけの事はある。
という事で、油断は禁物ではあるが、日本の自動車には今後も期待できる事を確信しよう。
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