「ルフィ」容疑者の携帯データー消失工作 警察は復元できるのか

 

警察では広域強盗事件にルフィを名乗る特殊詐欺グループが関与しているとして追及しているが、それらの証拠として幹部の4人が所持していたスマホとタブレット端末15台の解析により、実際に強盗を指示していた通信文を解読する事が必要となる。

当然ながらフィリピンの収容所内にいて自らの危機を感じた容疑者達は、これら通信端末のデーターを削除しているだろう。案の定、警察ではロックは解除出来たが、データーは殆ど無い状態で、SIMカードが入っていない端末もあった、という。

さて、問題はデーターを復活できるか、という事だが、単純に消去しただけならデーターはメモリー内に残っているから復活はそう難しくは無いが、問題はメモリー上に無意味なデーターを完全に上書きされた場合で、こうなればお手上げだ。

これは本来は端末を廃棄する前にセキュリティ対策として全てのデーター領域に無意味なデーターを上書きするソフトが販売されているのだが、勿論犯罪の証拠隠滅にも使えるというのも皮肉なものだ。まあ、あの4人のITリテラシーがどの程度かは判らないので何とも言えないが‥‥。

特殊詐欺も重罪ではあるが、今回は強盗殺人という、無期が死刑しかない犯罪であり、容疑者だって命が掛かっているから必至だろう。

一番バカを見たのは、闇バイトなんかに手を出した事で強盗殺人犯となってしまった実行犯達であり、一生塀の中確定という何とも大きすぎる代償を負う事になる。

しかし、もしも幹部の強盗殺人を立証できなかったら、警察は大恥どころか、日本の警察そのものの信用が完全に失墜する事になり、こりゃ責任重大だ。

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