2026年6月26日午後6時ごろ、北京市朝陽区のビジネス街にある、市内最高峰の108階建て超高層ビル「中信ビル(通称:中国尊、高さ528メートル)」の上層階に小型機が衝突した。
中国当局のその後の発表も含め、小型機を操縦していたパイロット1人が死亡、地上の巻き込みなどにより13人が負傷して病院に搬送された。機体は車ほどの大きさで、衝突時には「花火よりも大きな音」が響き渡り、ビルから破片が落下、地上には焼け焦げた金属片や尾翼の一部が散乱した。

🔷衝突した機体の特定(CNNの独自確認)
機体の身元: ネット上に流出した画像や映像をCNNが分析したところ、機体に記されていた登録コードから、衝突した小型機は中国の民間航空企業が所有する国産の軽スポーツ飛行機(LSA)「山河智能(サンワード)SA60Lオーロラ(Aurora)」であるとみられることが判明した。

飛行制限の突破: 北京上空は世界で最も厳格な飛行制限区域(実質的な禁飛区)の一つであり、このエリアをどのようにしてかいくぐり、低空飛行で中心部に至ったのかが大きな謎となっている。
🔷徹底された「情報統制」と違和感
事故発生後の中国当局による情報隠蔽のスピードと徹底ぶりは際立っていた。
SNSの削除: 衝突直後、中国のSNS(微博など)には煙を上げるビルや地上の破片を捉えた動画・画像が多数投稿されたが、数時間のうちに完全に削除・クリーンアップされした。
現場の「日常」への復帰: 事故からわずか数時間後には、現場周辺は何事もなかったかのように交通規制が解除され、徹底的に清掃された。これは「世界で最も厳しい飛行制限を破られた」という治安・防空上の大失態が国内外に露見するのを恐れ、当局が安全神話の維持と政権の威信を守るために異例のスピードで幕引きを図っていると言われている。
それにしても「世界屈指の厳戒空域をなぜ容易に突破できたのか」という謎についての検討は、続編にて。