2023年12月および2024年3月に行われた「防衛装備移転三原則」と「運用指針」の改定は、日本の安全保障政策における大きな転換点となった。
一言で言えば、「守るための盾」だけでなく「国際的な共同開発や支援のための枠組み」へと、輸出のルールを大幅に広げた内容といえる。
1.主な改定内容
大きく分けて、以下の3つの重要な変更が行われた。
① ライセンス生産品の輸出解禁
これまで、海外企業の許可を得て日本で製造する「ライセンス生産品」は、部品などの輸出に限定されていた。今回の改定により、完成品をライセンス元(米国など)へ輸出することが可能になった。
• 具体例:日本で製造した地対空誘導弾パトリオット(PAC-3)を米国へ輸出することなどが決定された。
② 国際共同開発品の第三国移転(次期戦闘機)
日本・英国・イタリアが共同開発する「次期戦闘機(GCAP)」を念頭に置いた改定で、これまでは共同開発相手国以外への輸出は制限されていたが、日本から第三国へ直接輸出することが可能になりった。
• 条件:輸出先は「防衛装備品・技術移転協定」の締結国に限り、戦闘が行われている国は除外される。
③ 「5類型」の解釈拡大と部品輸出
従来の「救難、輸送、警戒、監視、掃海」の5つの目的(5類型)について、その目的そのものでなくても、それらの機能を持つ装備品であれば搭載する武器(火器)を含めて輸出可能と整理された。また、修理のための部品輸出も幅広く認められるようになった。
2.改定による効果と目的
この改定によって期待されている主な効果は、単なる「武器売買」ではなく、外交・産業の両面にわたることだ。

3.注意点と今後の課題
この改定には「平和主義の変質」を懸念する声もあり、政府は以下の「歯止め」を設けている。
• 二重の閣議決定:次期戦闘機の輸出など、重要な案件については個別に閣議決定を行い、透明性を確保するとしている。
• 仕向地の制限:紛争当事国への輸出は依然として原則認められていない。
日本の防衛政策が「専守防衛」の理念を維持しつつ、刻々と変化する国際情勢(特にウクライナ情勢や台湾海峡の緊張など)にどう適応していくかが、今後の運用の鍵となる。
これに対して野党、取り分け極左の共産党や社民党は気が狂ったように、「平和、平和」と叫び反対しているが、多くの国民に対してこのワンパターンでお花畑の主張は、既にオワコンとなっているのに、ねぇ。