米国のレーザー兵器HELIOS(ヘリオス)がイランのドローンを無力化しているという情報は、2026年3月現在の情勢において、非常に信憑性が高いと言える。
米中央軍(CENTCOM)や複数の軍事メディアの報道によると、現在進行中の「オペレーション・エピック・フューリー(Operation Epic Fury)」において、HELIOSを搭載した米海軍駆逐艦が実戦投入され、イラン製ドローンの迎撃に成功したとされている。
1.実戦での初確認
2026年3月に入り、CENTCOMが公開した映像などを通じて、イラン沿岸部で活動する米駆逐艦に搭載されたHELIOSが、ドローンを光速で追尾・破壊する様子が報じられた。これは、指向性エネルギー兵器(DEW)が現代の大規模紛争で本格的に運用された歴史的な事例として注目されている。
The US Navy released a new photo of USS Preble (DDG-88) firing her HELIOS laser weapon. pic.twitter.com/oL4rMsA4Xu
— OSINTtechnical (@Osinttechnical) February 3, 2025
2.コスト構造の逆転
今回の紛争でHELIOSが注目されている最大の理由は、迎撃コストの劇的な低減だ。
• これまでの課題:イラン側の自爆ドローン(シャヘド等)が1機あたり数万ドル(数百万円)なのに対し、米軍は1発数百万ドル(数億円)の迎撃ミサイルを使用していた。
• HELIOSの導入:電気さえあれば1発あたり数ドル(数百円〜数千円程度)のコストで迎撃が可能。これにより、ドローンを大量に飛ばして相手の弾薬を枯渇させる「物量作戦」が無効化されつつある。
3.HELIOSの性能と限界
HELIOSは単なる攻撃兵器ではなく、以下の3つの機能を統合したシステム(Mk 5 Mod 0)だ。
• 高エネルギーレーザー:60kW級の出力で、ドローンの外装を焼き切り、基板や燃料にダメージを与えて破壊(ハードキル)する。
• 光学ダズラー:強烈な光を照射し、ドローンのカメラやセンサーを「目潰し」して無力化(ソフトキル)させる。
• 監視・追尾:高性能なセンサーにより、ISR(情報収集・警戒監視)任務も並行して行える。
・補足としての注意点:レーザー兵器は「無限の弾倉」を持つ反面、天候(霧、雨、砂嵐)や大気の状態に威力が左右されるという物理的な弱点がある。また、一度に複数の標的を同時に焼くことはできないため、超大規模な同時飽和攻撃に対しては、既存のミサイル防衛システムとの連携が不可欠となる。
この技術が実戦で成果を上げていることは、ドローンを主軸とした現代の非対称戦のあり方を根本から変える可能性があると考えられている。
しかし、何故か米軍はこのレーザー兵器によるイラン製ドローンの破壊を正式に発表していないが、前述のように実証試験の動画は公開している。
となると、イラン革命防衛隊が地下に隠している大量のドローンの効力は極めて低い事になる。
まあ今現在、ヘリオスを装備した艦船がどのくらいホルムス海峡付近にいるのかも分からないので何とも言えないが、これについては米軍は極秘として、寧ろイラン側を混乱させる事を目的としているのだろう。