沖縄で沈没事故を起こした辺野古基地反対抗議船「不屈」のキャビン側面画像を拡大したら「YAMAHA」のロゴが確認できた。そこで、外形をネット上で探した見た。

そこで、特定したのはヤマハF.A.S.T. 23、ただし最新モデルではなく旧型だが。

次に「平和丸」については、とりあえず同じヤマハのボードから探してみた。

そして、 見つかったのはベイフィッシャー25だった。

しかし、こんな船で荒海に出航するなんて、事故が起きて当然だ。
ここで2つの船型について基本諸元を比較する。

この2艇の比較から、事故当時の状況におけるいくつかのリスク要因が浮かび上がる。
復原性と波への強さ:
F.A.S.T.23は独自の「W.T.B.」形状により、波を切り裂く能力と横揺れに対する安定性が高いモデルで、一方、ベイフィッシャー25はその名の通り、和船に近いフラットな底を持つ「和船タイプ」の進化形となっている。全長こそ長いものの、幅が狭く軽量であるため、荒天時の波に対する「粘り(復原力)」はF.A.S.T.23に劣る傾向がある。
過積載と重心の問題:
両艇とも定員は8名だが、今回の事故では1隻に10名程度(生徒9名+乗員等)が乗船していた可能性が指摘されている。小型船舶において定員超過は予備浮力の減少と重心の上昇を招き、波を受けた際の転覆リスクを飛躍的に高める。
喫水の差:
ベイフィッシャーは浅瀬に強い反面、乾舷(水面からデッキまでの高さ)が低めに設計されている。波浪注意報下の辺野古沖のような、うねりと風波が混在する海域では、一度デッキに海水が浸入すると、一気にバランスを崩しやすい特性がある。
結局2隻とも転覆したのだが、死者二人は何れもF.A.S.T.23だった。死因は転倒した船の中から出られなくなったたの溺死だった。乗客は全員ライフジャケットを装着していたという。
この理由を推定すると、 F.A.S.T.23は操舵室として小さなキャビンがあるが、ここに二人がいたとすると、船が反転(転覆)した時、ライフジャケットの強力な浮力によって体が「天井(転覆時は底面)」に押し付けらる。この状態では、水中で自分の意思で潜ってドアや窓から脱出することが物理的に不可能になる事は知られている。
これに対してベイフィッシャー25はキャビンが無く、転倒時に乗員が簡単に海に投げ出されたと考えられ、ライフジャケット着用と、沖縄の海という海水が比較的暖かい事で、全員が救助されたのだろう。
それにしても、湾内の静水で精々数名で釣りをするような設計のボートに、10人も乗せて荒海に出るなどというのは、正気の沙汰ではない。
全く、極左というのは何事においても無知なのが証明された事になる。