ホルムズ海峡で米海軍が展開している兵力は





前回に引き続き、米軍のイラン侵攻に関して、海軍が展開しいる兵力をまとめる。

2026年3月中旬現在、トランプ政権が進める「マータイム・シールド(Maritime Shield)」および「エピック・フューリー(Epic Fury)」作戦に伴い、ホルムズ海峡周辺には米海軍の主要な戦力がかつてない規模で集結している。

最新の報道に基づく、特定の軍艦および空母打撃群(CSG)の配備状況は以下のとおり。

1.空母および主力艦の配置状況
現在、3隻の空母がこの作戦に関わっており、海域を分担して封鎖・護衛の準備にあたっている。

艦名、現在の推定位置、役割・最新状況は以下のとおり。

・USS ジェラルド・R・フォード (CVN-78)、
紅海〜アラビア海
世界最大の空母。3月5日にスエズ運河を通過。3月12日に小規模な火災が発生したとの報道もあるが、依然として作戦の中核を担っている。

・USS アブラハム・リンカーン (CVN-72)、オマーン湾(アラビア海)
第3空母打撃群の旗艦。イランへの直接攻撃任務に従事中。3月13日にはイラン側から「ミサイル攻撃で損傷させた」との主張があったが、米側はこれを否定している。

・USS ジョージ・H・W・ブッシュ (CVN-77) 、大西洋(中東へ急行中)
3月5日に訓練(COMPTUEX)を完了し、第3の空母として派遣が決定。間もなく東地中海またはアラビア海に到着予定。

・USS トリポリ (LHA-7)、アジアから移動中
強襲揚陸艦。F-35B戦闘機を搭載可能で、海兵隊遠征部隊(MEU)と共に護衛任務の増援として投入される見通。


2.随伴する駆逐艦・護衛艦(第5艦隊所属など)
空母の周囲や海峡付近には、ミサイル防衛や対潜水艦戦を担う複数の駆逐艦が展開している。

• USS スプルーアンス (DDG-111) & USS マイケル・マーフィー (DDG-112): アブラハム・リンカーンの護衛としてアラビア海で活動中。イランの小型艇が接近した際に対処したとの報告がある。

• USS ルーズベルト (DDG-80): ペルシャ湾(アラビア湾)内を航行中。海峡を内側から監視し、機雷敷設の動きを警戒している。

• USS フランク・E・ピーターセン・Jr (DDG-121): ルーズベルト と同型艦で同じくリンカーン打撃群の一部として、イランのミサイル拠点に対する警戒にあたっている。

今後の動き:3月末の「護衛開始」に向けて
クリス・ライトエネルギー長官の最新の発言によれば、米海軍は現在、「護衛よりも、イランの攻撃能力(ドローン製造工場やミサイル発射台)を叩くことにリソースを集中させている」状態という。

本格的な船団護衛が始まるのは、これらの脅威を十分に排除した後の「3月末ごろ」になると予測されている。それまでは、掃海艇(機雷除去艦)や無人潜水機による航路の安全確認が優先的に行われる見通しだ。

それにしても、空母3隻というのは凄い。