イランはミサイルの多くを使い果たし、発射台と航空機と艦船の多くも破壊され、政府の上層部は殺されている状況で、今後どのように米国と戦うのだろうか。これらをまとめると‥‥
1.正規軍の正面装備が破壊されても、イランには長年培ってきた「非対称戦争」のネットワークがある。
・レバノンのヒズボラ:依然として数万発のロケット弾を保有しており、イスラエルへの地上侵攻やミサイル攻撃を継続することで、米軍の資源を分散させようとする。
・イエメンのフーシ派:紅海やアデン湾での商船攻撃を激化させ、世界経済にダメージを与える「経済戦争」を仕掛ける
・イラク・シリアの民兵組織:現地の米軍基地に対するドローンやロケット弾によるゲリラ攻撃を繰り返す。
2.「ミサイル・シティ(地下施設)」からの残存反撃
イランは数十年にわたり、山岳地帯の深くに「ミサイル・シティ」と呼ばれる巨大な地下保管庫と発射施設を建設してきた。
これにより、地上にある移動式発射台が破壊されても、地下に秘匿された残存ミサイル(推定1,000〜1,200発程度)が存在する。
これらを一度に発射するのではなく、米軍の監視の目を盗んで単発、あるいは小規模な一斉射撃を繰り返すことで、戦争を泥沼化(消耗戦)させる狙いがある。
3.ホルムズ海峡を通じた「エネルギー人質」
正規艦船が撃沈されても、イランには数百隻の高速ボートや機雷がある。
機雷封鎖:自爆ドローンや高速艇を用いたゲリラ的な機雷敷設により、ホルムズ海峡の通航リスクを極限まで高める。
原油価格の暴騰:戦闘が長期化し、エネルギー供給が不安定になれば、世界的なインフレを引き起こし、米国内の世論を「撤退」へと向かわせる政治的圧力を狙う。
4.指導部不在による「狂信的暴走」の懸念
上層部が殺害されたことで、かえって現場の革命防衛隊(IRGC)がコントロールを失い、より過激な行動に出るリスクがある。
・教者精神の活用:指導者の死を「殉教」として宣伝し、国民や兵士の士気を煽ることで、捨て身の自爆テロや無差別攻撃に転じる可能性がある。
・サイバー攻撃:物理的な反撃能力が低下した分、米国の金融インフラや公共インフラに対する大規模なサイバー報復を強化する。
結論
イランにとって、もはや「正規戦での勝利」は不可能だ。しかし、彼らの戦略は「勝つこと」ではなく「負けないこと(=米国に法外なコストを払わせ続けること)」にシフトしている。
今後は言ってみればゲリラ戦であり、米国が足を踏み入れれば、ベトナムやアフガンン二の前になるから、まあ、手を付ける事はないだろう。
となると、対ゲリラ戦ならばイスラエル。ポケベル爆弾のような、アッと驚く対ゲリラ戦を何か仕込んでいるのだろか?