国語1科目で入学できる工学部って、入学後に地獄にならないのか


金沢工業大学は事実上国語1科目で入学できる。しかし、これで工学部の定番である偏微分方程式や線形代数を理解して、流体’力学や熱力学を学ぶことができるのだろいうか、という疑問が湧いてくる。

これについて生成AIの力も借りで纏めてみた。

最初に結論を言うと‥‥
国語1科目で入学した学生が、偏微分方程式・線形代数を理解し、流体力学や熱力学まで到達するのは“初期条件次第”で、すなわち

• 高校数学(特に数III)がほぼ白紙 → そのままでは無理
• 入学後に本気で補習・自習を積む → ギリギリ現実的
工学部の“最低限の数学リテラシー”として、流体力学・熱力学で当たり前に出てくるのは:
• 偏微分(∂/∂x, ∂/∂t)
• 勾配・発散・回転(∇)
• 行列・固有値・線形空間
• 常微分方程式 → 偏微分方程式(拡散方程式、ナビエ–ストークス等)

これは「数学ができないと概念すら理解できない」世界だ。

そこで金沢工大では
① 数学の徹底したリメディアル教育(大学教育の前提となる高校までの基礎学力が不足している学生に対し、入学前や大学の授業で「学び直し」の機会を提供するもの)

金工大は昔から、数学が弱い学生が大量に来るため、その前提でカリキュラムを設計している。

具体的には‥‥
・入学直後のプレースメントテスト(講座開始前に実施される、個人の基礎学力や英語力を把握するためのレベル分けテスト)
・高校数学レベルからの補習・再履修
数学を「道具」と割り切った計算重視・応用重視

要するに「理論を美しく理解する」のではなく「使えるところまで叩き込む」方式。

② 理論の深さは“旧帝・国立大”とは別物
実は、東大・東工大・旧帝系の工学部のガチでやる流体力学 とは別の学問と言える。

すなわち、金沢工大の流体・熱は‥‥
・数式は必要最小限
・導出は省略 or ブラックボックス化
・設計・実務でどう使うか」が中心

それでも卒業生がエンジニアになっている理由は、 現実の企業では
ナビエ–ストークス方程式(流体の運動を支配する偏微分方程式)を導出できる人 → ほぼ不要
CFDソフト(気体や液体の流れ、熱伝導、圧力分布をコンピュータ上でシミュレーション・可視化するCAEツール)を使い、結果を解釈できる人 → 超重要

金沢工大は明確に後者を育てに行っている。

本音をまとめると
・ 数学的に美しい理解は難しい
・実務エンジニアとしての最低限は可能
・入学後に数学から逃げると確実に詰む

すなわち、最初から「楽に工学をやりたい」人には向かない
一言で言えば金沢工大学は 「数学が苦手でも、殴られながらエンジニアにする大学」だという。

結局、このブログの表題である「国語11科目で入学できる工学部って、入学後に地獄にならないのか」の回答は‥‥

地獄になります!

それでもチャレンジして頑張れば、一生の宝となるのだから、覚悟を決めてこの路に進むのは進められるのだが‥‥。