インテルのCPUといえばCore iシリーズだが、最新モデルではCore Ultraシリーズに置き換わっている。Core UltraシリーズはローカルでのAI処理能力を強化する方向で、クラウド側にすべて依存するのではなく、PCやサーバー上でAI推論・処理ができる基盤(AI推論エンジンやNPU)をチップ側に組み込むことが大きなテーマになってる。
前回のブログで扱ったように既に今の段階でもある程度のローカル処理が可能だった。
インテルの 最新世代Core Ultraプロセッサー は、単なるCPU性能・グラフィックス性能の強化だけでなく、AI推論処理をローカルで実行できるように設計された機能(NPU: Neural Processing Unit 相当) を備えている。
これは従来のCPUとは別に
音声認識、文章生成(簡易LLM推論)、画像生成や編集系AI処理をPC上でオフラインでも実行可能にすることを目指したもので、インテル自体もこの方向を 「AI PC」 のキーワードで推進している。
つまり、これらのAI処理はクラウド依存ではなく、PCやノートPC上でローカルに処理される設計となっている。
加えてサーバー/データセンター向けでもAI処理を重視していて、サーバー用である、Xeon 6 プロセッサーは従来より AI推論性能が大幅に向上しているとされている。
では、AI処理をローカルで行う事のメリットは何だろう。
オンライン接続不要でAI機能が使える
・プライバシー面の安心感
・ネット接続が遅い環境やオフラインでの利用が可能
レイテンシ(応答速度)の改善
・ラウドへ問い合わせる必要がなく、即時処理できる
パフォーマンスと省電力性のバランス
・チップ内で効率的にAI演算を実行 → バッテリーPCでも効果あり
これらは特にスマホやクラウド依存型コンピューティングからの脱却 として、インテルが戦略的に掲げている方向という。
ではクラウドとの関係はどうなるのだろうか?
インテルがローカルAIを強化しているからといって クラウドAIを完全に否定するわけでは無く、現実の用途では:
・大規模モデルや訓練処理 → クラウド/専用AIサーバー
・ローカルでの即時処理やプライバシー重視 → 端末内AI (NPU/CPU)
・エンタープライズ用途では クラウド+オンプレミスのハイブリッド
といった役割分担が一般的となっている。
すなわち紺、今後もクラウド処理は残るにしても、多くのAIがローカル処理される事になるだろう。そうなると、従来型のCore iシリーズ使用のPCは旧型というという事になり、これはハードウェアの買換え需要の増大として業界からは美味しい結果になりそうだ。