中革連の言う「中道」とは、創価学会用語だった


公明党と立憲民主党が合併(実は公明党による立民の吸収)し「中道改革連合」という名称になり、自らが「中道」を標榜しているが、「中道」と聞いて感じるのは「左と右の中間」だろう。ええっ、立民ってコテコテの左じゃねの、なんて思ってしまうが、どうやら中道の意味が違うのだった。

実は公明党側が言う中道とは、支持母体である仏教系宗教団体の創価学会が掲げてきた「中道主義」の事を指しているというのだ。これは創価学会の故池田大作名誉会長が著書「新・人間革命」(聖教新聞社)で「中道政治は、対峙する二つの勢力の中間や、両極端の真ん中をいくという意味ではありません」と解説し、「仏法の中道主義を根底にし、その生命哲学にもとづく、人間性尊重、慈悲の政治ということになります」とすると表明している内容だった。

創価学会は仏教系と言われていて、本来は日蓮正宗の在家信徒の集まりだった。しかし、この日蓮正宗も伝統的日蓮宗と比べれば異端もいいところであり、その異端の宗派からも破門されて、現在は日蓮宗というか仏教徒は似ても似つかない教義を行っているのが創価学会だ。

そこで、これら三者についてその要点を比較すると‥‥

何れも「南無妙法蓮華経」を唱えるが、これは妙法蓮華経(通称法華経)というお経に帰依(南無)しますという事で、真言宗の南無大師遍照金剛は大師・遍照金剛は何れも弘法大師(空海)の事で、すなわち弘法大師に帰依します、という事だ。

ただし、日蓮宗も伝統仏教としてはチョイと他宗とは違うが、それを言うと、浄土真宗も大いに異なっている。そういう意味では日本人が伝統仏教と感じているのは天台宗や真言宗という平安時代初期(800年第)に中国(唐)から伝わったもので、実は日蓮宗も浄土真宗も元を辿れば天台宗からの分派が始まりだった。

なお現在、日本の家庭では浄土宗と浄土真宗という浄土系が半分以上とも言われているが、これらは単なる葬式仏教であり、毎日お勤めをする在家信者ではなく、それでも仏壇はあるし、法要もやるというのが一般的だ。そして宗派については、単に先祖から伝わっているから、というのが大半だろう。