3日 ロイターは『 トランプ米大統領は3日、ベネズエラのマドゥロ大統領夫妻を拘束し、国外へ移送したと明らかにした。』と伝えた。
この作戦については、以下の記事が参考になる。
How the US captured Venezuelan leader Nicolás Maduro
By Meg Kinnard and Michelle L. Price, The Associated Press
米国がベネズエラの指導者ニコラス・マドゥロを捕らえた経緯
メグ ・キナード、ミシェル・L・プライス、AP通信
これによれば、米軍は準備の一環として、レプリカの建物での演習も行われ、作戦では首都カラカスの「ほぼすべての照明」を米国が消したという。一説には米軍には一切損害が無かったとも言われているが、上記の記事では、数人が負傷したが復帰し、容態はかなり良い事と、米国は航空機の損失はなかったが、ヘリコプターが「かなり大きな被害を受けた」とも伝えている。まあ、無傷に近かったことは確かだ。

拘束されたマドゥロ大統領夫妻はヘリコプターで米軍艦に移送され、訴追のためニューヨークに向かう予定で、米司法省はこの2人が麻薬テロの陰謀に関与した疑いで起訴状を公表した。
マドゥロ大統領は就任当初、福祉の充実を目指したが、原油価格の下落で経済状況が悪化し、インフレも加速。国民の支持も徐々に離れ、24年に3期目の選挙に出馬した際は、野党側の優位が伝えられた。
にも拘わらず当選したのは集計の不正だと訴える有権者らの大規模な抗議デモが発生し、混乱はさらに深まっていた。
それにしても他国に侵攻して、堂々と現役大統領を拘束してしまうというトランプ政権の強引さに世間では批判も多いが、これだけ用意周到な作戦は、何年もの準備期間を経ているともいわれ、となれば、第二次トランプ政権誕生前から密かに計画していたとも考えられる。
本来ベネズエラは産油国であり裕福な国だった筈だが、極左政権が続いたことで最貧国に転落するという、これぞ極左の恐ろしさを見せつけられた事実だ。