中東ではレバノンのヒズボラやイエメンのフーシ派といった親イラン武装組織によってイスラエルへのドローン攻撃が行われている。しかし現状では、安価なドローンの大群攻撃に、数百万ドルのミサイルで対抗し、このコストは攻撃側のコストに対して20倍以上という、実にコスパの悪い戦いを行っている。
また、中国は既に大量の攻撃用ドローンを配備していると言われているから、現状で日本が大量のドローン攻撃を受けたら、とてもではないが迎撃ミサイルで対応できるレベルではない。
ではドローン攻撃に対して、もっと有効でコスパの良い兵器はないのかといえば、その一つにマイクロ波装置がある。この装置は、数キロワットもの電力を放出してドローンの回路を破壊する高出力電子機器で、残り物の料理を電子レンジで温めるときに外し忘れたアルミホイルのように、ドローンの回路を焼き切るものだ。
このマイクロ波装置を開発しているのが、カリフォルニア州トーランスにある社員185人のスタートアップ企業のエピラスで、米軍は同社と既に購入契約を締結し、中東と太平洋の米軍にこのシステムを少数配備し、テストを実施しているという。
さて、日本はどうなのだろうか。
既に高出力レーザーシステムを試作研究していて、その概要は以下の資料が発表されている。
⇒高出力レーザによるドローン対処の実現に向けて(防衛整備庁)
この資料によれば、車両搭載高出力レーザーシステムとして、三菱重工と契約した重装輪車両に搭載した10Kw級と、40フィートコンテナ2台で構成される川崎重工と契約した100KW級の2種類がある。

車両搭載高出力レーザーシステムは4軸の大型トラックシャーシーにシステムを搭載したもので、近年脅威が増大している複数の連携する小型ドローンを用いた攻撃などを含む脅威への技術を確立する為の試作であり、令和6年10月に完成した。

そしてもう一つの試作機、電気駆動型高出力レーザーシステムは、40フィートコンテナ2台のシステムに集約されている。

40フィートコンテナ用トレーラーは民間用途でも多数使用されているから、緊急時にはこれを徴用する事で数量の確保もできるだろう。

今の現状ではドローンに大いなる優位があり、これは早急に解決する必要がある。
これゃもう、補助金をばら撒いて左翼団体の餌になっただけで、肝心の子供には何の助けにもならなかった子供家庭庁予算を削った分で、至急レーザー兵器を導入すべきだろう。