フォード、EV版ピックアップの生産中止を検討



米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が6日 、 米自動車大手フォード・モーターはピックアップトラック「F-150」の電気自動車(EV)版(F-150 Lightning)の生産中止を検討している、と報じた。

実はフォードのサプライヤであるノベリス社のアルミニウム工場で火災が発生した事で、生産数が大きく減少した。この損失を回避するために、フォードは「F-150」と「スーパーデューティー」の生産を大幅に増やす計画を発表した。

因みに、 F-150は米国でベストセラーのピックアップトラックで、スーパーデューティーはF-150 をベースに更に大型化したモデルだ。これらのバカでかいピックアップトラックがベストセラーになるというのは、実に米国らしい。

この増産はF-150のガソリン車とハイブリッド車の生産を中心とし、販売不振のEV版は逆に生産を中止する事にし、既に生産は一時停止しているという。

では、EV版は販売終了かといえば、それは無く、販売不振で多くの在庫があるために、販売が途切れる事は無い。

まあ、EV自体がオワコンの現在、このバカでないピックアップトラックのEV版なんて売れるわけもなく、とはいえ開発してしまったものは、少しでも開発費を取り戻す必要があり、自業自得とは言え、EV詐欺に乗っかった代償は大きいのだった。