トランプ大統領が10月30日、「韓国の原子力潜水艦建造を承認した」としつつ「韓国はこれをフィラデルフィア造船所で建造するだろう」と表明した。昨年ハンファオーシャンが買収したフィラデルフィア造船所を近代化し、原潜を作れという事だ。
⇒韓国軍が原子力潜水艦開発を示唆(笑
韓国は原潜の燃料である「濃縮ウラン」だけを米国からの供給を受け、原潜は韓国国内で独自設計・建造しようとしていたが、要するに韓国が自国内で原潜を作るのではなく、米国の工場で作る事を許可するのだった。
フィラデルフィア造船所には、潜水艦の建造施設は無いというので、現実的には インフラ構築だけでも3~5年が必要となる。加えて、米国内の物流費や人件費を考えれば、韓国国内での製造に対して3~4倍の費用が掛かると言われている。
そして、米国の造船所で原子力潜水艦を作る事は許可したが、技術供与をするとは言っていない、という事だ。
あれあれ、通常型潜水艦ですらマトモなモノが出来ないのに、原潜なんて無理に決まっているが、米国にすればフィラデルフィアでの米国人労働者の雇用先ができれば、原潜が完成しようがしまいが関係ない。
⇒【自衛隊 vs 韓国軍】 潜水艦
というか、どうせマトモなものは出来ないだろうから、安全保障上の問題も無い、という事ではないかな。