受験産業はなぜ就職「中堅大学工学部修士>MARCH文系」を言わないのか

既に何度か述べているが、工学系の中堅大×院進=大企業の優良技術職って王道ルートが確率していて、みんな大好きMARCH文系よりも遥かに大企業就職の可能性が高いにも関わらず、受験産業はこれを言わない。

これは何故かといえば、生成AIの力を借りて纏めると

① 文系・偏差値商材の方が儲かる
偏差値偏重の勝ち負け構造を作る方が塾や予備校にとっては商売になる。
“MARCHに受かれば勝ち”という物語は売りやすい。
「中堅工学部から院で逆転」なんて言ったら商売が成り立たない。

② 理系は個別性が強く、偏差値ランキングで語りづらい
学科ごとに評価も違う
院進前提でキャリアが変わる ⇒ “大学名”だけで序列化したい受験産業と超相性悪い

③ 文系の方が母数がデカい=市場がデカい
• 文系受験生は数が多く、標的として旨みがある。
• 工学部はそもそも人数が少ないのでビジネス的に露出が減る。

④ 「地味な成功」はストーリーとして盛り上がらない
• 地方国立・中堅私大 → 修士 → 技術職で大企業。
 これ、超現実的なのに派手さがない
• 受験業界は「逆転劇」や「ブランド名」で煽りたい。

⑤ 大企業の採用構造を理解していない人が多い
• 技術系採用は修士前提で“大学名より研究内容”。
• 文系採用はバチバチの大学名フィルター。
⇒全然土俵が違うのに同じ物差しで語ってしまう人が多い。

⑥ 「Fラン不要論」は情弱向けマーケ
• もちろん本当にやばい大学もある。
• 同じ偏差値帯でも工学系は就職が強い。
• 「Fラン全部ダメ!」の方がインパクトあって広まりやすい。

結局、受験産業は「人気商材」しか推さない。なぜなら、地味だけど最強なルートは宣伝しても儲からないから、というのが結論だった。