最近はAmazonや楽天などの通販では、送料無料が当たり前になっている。という事は配達員の報酬も安いという事だ。それでは、これらの配達員の実情はどうなっているのだろうか、という事で調べてみた。
まず配達員の雇用形態だが、最近の主流は軽貨物を使用する委託ドライバーが多いようだ。要する個人事業主という事で、使用する車両は自前でのリース(1日あたり3,000〜5,000円程度)となる。
1日の配達件数の目安は
都市部(Amazon Flexなど)
80〜120件 集合住宅・置き配多く効率が良い
郊外
戸建て中心 60〜90件 移動距離が長く、件数は減る
宅配大手下請け(メール便・小物)
120〜150件 単価が安いので数で稼ぐ
報酬については
• 出来高制が基本
◦ 1個あたり150〜200円(宅配便)
◦ 1個あたり100円以下(ポスト投函系の小物)
• 日額固定制もあり
◦ 1日 15,000〜20,000円(大手の下請け)
という事だ。
これから車両のリース料や保険料、燃料費などの経費を引くと、朝から晩まで働いて総売上40〜50万円/月で、経費引き後の手取り25〜35万円程度がよくある水準という。
まあ、個人事業主なら青色申告すればこの程度の収入では所得税は殆どかからないから生活は出来るだろうが、決して割のいい仕事ではない。とはいえ比較店安易に参入出来て、まあ何とか食えるという面では、人集めには困らないかもしれない。
とはいえ、将来性のある仕事ではない。