テレビやYoutubeのコメンテータの肩書に、〇〇大学 特任教授というのをよく見かけるが、教授とどう違うのだろうか?
という事で調べてみた結果は‥‥。
特任准教授・特任教授とは
• 「任期付き常勤教員」 の一種。
• プロジェクト型・外部資金(科研費や企業寄付金など)に基づいて雇用される。
• 職階としては「准教授」「教授」だが、身分は任期制(数年契約)。
• 大学の戦略分野(AI、医療、国際交流など)で専門人材を確保する目的で増加中。
• 研究費や研究室を持ち、教育・研究をフルタイムで行う点が非常勤講師と大きく違う。
ふむふむ。数年契約とはいうものの研究費や研究室を持ち 、非常勤講師よりは待遇も良いし、安定しているようだ。
では、昔からお馴染みの非常勤講師は現在も存在するのかというと、今でも大学教育を支える重要な役割を担っているという。
ここで非常勤講師について纏めてみると
• 1コマ単位で授業を担当する講師。
• 常勤ではないため、研究費・研究室・社会保険は基本的に無し。
• 多くの大学で依然として非常に多く存在(特に語学、一般教養科目)。
• ただし、待遇が低い(1コマあたり数千円〜1万円程度)ことが社会問題化。
研究費・研究室はどころか社会保険さえもない、貧乏な代名詞の非常勤講師は、今でも結構存在するのだった。それでは、生活基盤はどうしているのだろうか。
実は多くの非常勤講師は別に本業を持っている事が多いようだ。では何のために下手すれば交通費で赤字になるような事をやっているかといえば、社会的ポジションを得るためだとか。
成程、〇〇大学 講師という肩書は社会的には有利になる事もあるし、高価なソフトウェアも半額以下のアカデミック版が購入できるなど、単に金銭のみではないメリットもあったのだった。