日本が開発中の「CO2を出さない火力発電」

火力発電、とりわけ石炭発電はCO2を多量に排出するとして新設を禁止し再生エネルギーに走ったけれども、結局はトータルではよりCO2を発生するとか、それ以外にもメガソーラーが環境破壊をするとか、環境詐欺がバレつつある今日この頃。

それでは原子力はとえば、福島の事故を見て分かるように、事故時のリスクが極めて大きい事や、使用済み核燃料という放射性物質が増々増えてしまうなどの問題がある。

では、どうするか。実は既に日本の石炭火力発電は可成りクリーンになっている。では、何故これを拡大しないのかといえば、太陽光パネルが売れなくなると困る某国や企業、そして政治家や役人が、これを阻止しているという判り易い構図だ。

しかも、その中国は技術の低い設備と硫黄分の多い粗悪な石炭で大量の発電をすることで、大気汚染どころの騒ぎではないくらいの環境破壊を行っている。

そんな状況で、JERA(東京電力と中部電力の合弁で、世界最大級の火力発電会社)とIHIが燃料アンモニア代替実証試験を行っている。これはアンモニアを火力発電の燃料として利用し、燃焼時にCO2を排出しないカーボンフリーな発電方法で、この技術が完成すればゼロエミッションの火力発電が実現でき、これで発電問題は一気に解決となる。

JERAの目標では、2027年度の20%混焼の商用化、40年代にはアンモニア100%の専焼を目指しているという。

結局、再生エネルギーやらリチウムイオン電池のEVやら、中国や韓国が未完成の技術で突っ走っている間に、日本はCO2ゼロ火力発電や全個体バッテリーEVなどの本命技術を地道に開発していたのだった。