参議院選挙での参政党の躍進について、各国の主要メディアが日本でも反グローバリズム政党が躍進したと報じている。
タイム:トランプ大統領に刺激を受けた極右政党が日本を再び偉大な国にしたいと躍起になっている

インティペント:トランプと英国改革に触発された反ワクチン派が日本で大きな利益を上げる

フランス24:「日本第一」:台頭する極右の深いルーツ

今、日本で起きている参政党現象は世界規模の人々の覚醒であり、これは一時的なものではなく、今までグローバリストに搾取されてきた民衆が遂に目覚めたという見方もある。
それでは、欧州における保守の動きを纏めてみる。
• フランス:内閣(首相)が信任を失い交代。財政改革案が不人気で政治的不安定が深刻化。だが「マクロン個人の即時退場/制度崩壊」を意味するものではなく、むしろ「政策の失敗+議会構造の行き詰まり」。
• イタリア:ジョルジャ・メローニ(保守/ややナショナリスト色)が中枢に位置付けられ、対EUでの影響力を強めている。欧州の右派連携の中心的存在と見なされる場面が多い。
• ハンガリー:オルバン政権は長期的に強いナショナリスト/反リベラル路線を堅持しており、EUとの摩擦も続く。国内支持基盤は強固。
• ポーランド:PiS(右派・保守系)の影響力は根強く、司法や制度をめぐる対立が続いている(国内政治の“保守化”傾向)。
• スペイン:欧州議会選で中道右派PPが好成績を収めたが、国内では社会党も一定の地盤を保つなど二極化。極右が全面的に覇権を握った訳ではない。
• ドイツ:AfD が支持を拡大しており、地域選挙での躍進が目立つ。だが連邦レベルでの政権獲得には制度的ハードルと他党の「ファイアウォール」が残る。最近の州選ではAfDが大幅躍進の予測も出ている。
• オランダ:ワイルダース(極右)が政権を揺さぶる動きを見せ、連立の不安定化を招いている。
• スウェーデン/北欧:スウェーデン・デモクラッツなど極右勢力の影響拡大があり、既存の政治地図を変えつつあるが、政策実行の度合いは連立構成に左右される。
とはいえ、未だグローバリズム真っ最中という国もあり、今後の動向は目が離せない。