9月14日に行われたドイツの州レベルの地方選挙を目前に、右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の候補者6人が2週間のうちに相次いで亡くなり、波紋が広がっている。
これら突然死した候補者たちについて、警察当局は犯罪行為の証拠は無く自然死と発表している。
そうはいっても、偶然にも選挙前に候補者が6人も亡くなる何て事は、確率からすれば殆どあり得ない事であり、まあ、誰が考えても何やら大きな力が動いたという事ではないか。
AfD(Alternative für Deutschland/ドイツのための選択肢)は2013年に設立された右派団体であり、旧東ドイツ地域で強い支持をもっている。その後2015年の難民危機をきっかけに急速に勢力を伸ばし、反移民・反イスラムの姿勢を前面に出すようになった。
主な政策は・
・移民・難民政策への反対
・EU・ユーロを批判し、中央集権化に反対し、国家主権を重視
・再エネ重視を批判し、ロシアからの天然ガス輸入についても現実的対応を求めている
・国防強化を重視し、「ドイツ文化・国民性の保護」を掲げ、伝統的家族観を強調
要するに反グローバリズムであり、自国第一主義という事で、これはトランプ氏を始めとした最近の傾向に一致している。
事実、AfDは州によっては第1党になっており、国内でも第2党〜第3党の支持率を得ている。
となれば、グローバリストからすれば、特に支持者の多い地方での躍進を阻止するためには、相当にヤバい事をやってくるであろうし、となれば、今回の「事件」も納得できる。