マイケルフリン氏が習近平失脚説

習近平が中国共産党内部で権力を失いつつあるという報道がこれまでも未確認ながらも流されてきたが。とはいえ、生成AIでは

・噂は主に非公式のSNSや一部の外国メディア・元職務関係者の発言に基づいていますが、中国政府からの否定コメントや確たる証拠は出ていない
・中国メディア・政府公式の動きとしては、習主席の映像や文章への登場頻度が減少しているわけではなく、「失脚」を裏付ける信頼できる証拠には至っていません

と、まあ最も左に偏向しいるといわれているChatGPTらしく、どや顔で否定し、中国が報道していない、なんて言っているが、中国が今の段階でそんな事を発信する訳がない。

ところが、マイケル・フリン(元国家安全保障大統領補佐官)、グレゴリー・スレイトン(元国防省高官)ら信頼される情報筋として、遂に『習近平失脚説』が米国の新聞、ニューヨークポストで報道された。これをChatGPTに突き付けたら渋々とNew York Postの記事を

『健康不安や露出減、父の墓所表示変更、軍粛清などを“権勢低下”の兆候とし、王洋ら後継有力説まで踏み込む見方。ただしオピニオンであり匿名情報が多い。』

と、これまた懐疑的に扱っている。

またフリン氏の記述については

『SNS等で「権力移行が進行」との示唆が拡散。ただし公的機関の確認情報ではない(紹介・二次報道が中心)』

と、これまたあたかも信頼性の低い情報であるかのごとく紹介している。

加えて習近平失脚説に否定的なメディア、韓国の左派紙であるハンギョレ新聞や中国のchinatalk.media、DS御用達のロイター、ブルーバークなどを引用している。

流石に計算言語学会第61回年次大会講演論文集で、もっとも左派政治バイアスの多い生成AI はChatGPT だと指摘されただけの事はある。

ChatGPT は通常の質問には実に的確に答えてくれて有用だが、政治色のある質問では大きく偏向しているから注意が必要だ。

それでも、偏向した分析をした時には、即座に他の引用元をリンクして反論すると、前言を撤回して新たな分析をする事もあるから、この辺は慣れが必要だ。

話を戻して、本当に習近平が失脚すれば、これは最近にない特大のニュースだが、継者によっては世界が更に悪化の方向に向かわないとも限らない。

全く困った奴らだ。