市民を恫喝した陸自隊長は上級将校は一等陸佐(大佐)だった

宮古島で6日、新隊員の徒歩防災訓練を許可不要の場所で 監視していた市民に対して警備隊長が「許可を取ってこい」と恫喝していたことが判ったとして、マスコミは大喜びで報じている。

あれあれ、今の時代スマホで簡単に動画が撮れる時代に、何と不用意な発言だろうか。尤も画像はスマホの縦長ではないから、もっとマジなカメラで撮っていたのだろう。となれば、もっと言動に気を付けるのは常識なのだが。

この比嘉隼人宮古警備隊長の階級は一等陸佐、すなわち大佐だから次は将官という立派な階級であり、中堅以下の幹部がつい調子に乗ってしまったのとは訳が違う。

まあ、そうは言っても同じ一佐とは言え将官コースだったら
・陸上幕僚監部や統合幕僚監部の要職(人事・作戦・防衛計画など)
・主要部隊(師団・旅団)の参謀長や連隊長
・防衛駐在官や国際派任務
などで、最前線の駐屯地隊長という時点で、そもそも終わってはいるのだが、それでも特別な成果をあげて、将官への道を進む事も無きにしも非ずらしいが
そもそも今回の「事件」は、左翼団体やマスコミにわざわざ餌を撒いて、自衛隊の立場をより貶める原因となった事で
・将官に必須な「政治的感覚」や「対外折衝力」が無い
・この件は記録に残るため、将官昇任の審査でマイナス材料になる可能性が高い
という事になり、もしかすると
・広報的配慮から異動や事実上の閑職配置
もあり得る。

いやそれ以上に、これじゃあ依願退職を申し出るしかないだろう。

それにしても、幾らバリバリのエリートコースではないとはいえ、自衛隊の上級将校のレベルがこんな程度というのは、やはり人材不足なんだなぁ。