尹前大統領を不当に扱えば米国は見逃さない

韓国メディアによると、『トランプ米大統領の側近として知られる政策シンクタンク「米国第一政策研究所(AFPI)」のフレッド・フライツ副所長は21日、韓米議員連盟所属の韓国の国会議員らと面会し「尹錫悦前大統領に不当な待遇を行ったら決して見過ごさない」という趣旨の発言を行っていたことが27日までに分かった。』という。

トランプ氏自身も、政敵により不当な起訴をされた経験から、尹前大統領の人権を侵害する行為があった場合は「韓国にとって良くないこと」起こるかもしれない、との警告を発してようだ。

尹前大統領は米国でも「中国よりも米国との外交関係に力を入れた大統領」と評価されている事もあって、言い換えれば極左の李在明大統領は米国からすれば極めて反友好的な大統領という事になる。

ところで尹大統領の現在は、ソウル拘置所の勾引被疑者待機室で勾留状実質審査の結果を待っていたが、早ければ10日の午前中に正式な入所手続きを経る見込みで、一般収容者と同じく名前、住民登録番号、住所など人的事項を確認した後、精密身体検査を受けることになる。その後、濃いめの黄色をした夏用収容者服の支給を受けて着替え、上衣の胸の部分に収容番号を付けられる。

拘置所では尹・前大統領に独居室を割り当てるがエアコンはなく、扇風機があるだけと伝えられている。

これはもう米国の出番であり、不当な人権侵害だとして「良くない事」を起こしてもらおうか。

しかし、何故に尹前大統領は検察トップから未経験の政治の世界に入っていったのだろうか。それは検察トップとしての信念と改革意欲に対して、国民的人気と後押しがあった事で、しかしながら政治未経験ゆえの「素人リスク」により、政治家に必要な調整力・バランス感覚・人脈形成には欠け、逆に法律家としての正義感・不屈の姿勢が、時に独善とされるようにもなり、結果的に悪徳政治家としての経験が極めて豊富な李在明の罠に嵌ってしまった、という事だろうか。