北海道福島町でヒクマが新聞配達員の男性を襲い死亡した事件で、その後同町でヒグマ1頭がハンターによって駆除された。実際に男性を襲ったのはもう1頭の別の熊と言われているが、何れにしてもこのヒグマ駆除に対して、「殺さないでほしい」や「山に帰せ」、「殺すのはかわいそうだからやめてほしい」など、道のヒグマ対策室に対し、全国から苦情や批判が相次いでいて、中には2時間以上におよぶ電話もあり、県庁ではまるで仕事にならない、という。
これに対して北海道の鈴木知事は「特に道外の人から連絡をもらっている。人身事故防止のために適正に行われた捕獲は、地域の皆様の安全な生活を守るために必要なこと。ハンターも命を懸けて捕獲に従事している。人が亡くなっていること、命の危険を持ちながらもハンターが捕獲していただいていることを、どうか理解していただきたい」と穏やかに訴えているが、「あんな人たち」に対しては、もっと毅然として厳しい言葉で対応するべきだと思うが‥‥。

そのお手本は前秋田県の佐竹敬久氏であり、昨年末に「私なら『お前にクマを送るから住所を送れ』と言う」などと述べた。同氏は報道陣に対して、その発言の意図は「トップが毅然とした対応をすることで、職員が対応しやすくなる事だ」と発言している。
さらにこのようなクレームを付ける輩に対しては「うちのそばにクマがいたらどうなるのか、自分の身になってほしい。人間の生命が一番です」とも、話していた。

まあ、こんなお花畑の動物愛護主義者には、ヒグマがうろつく北海道で新聞配達を体験してもらうのが一番だろう。