北朝鮮・上級国民の都市、平壌を封鎖

北朝鮮の首都・平壌といえば、「上級国民」の都市であり、「成分」と呼ばれる身分制度で高い評価を受けた者しか居住が許されず、訪問さえも厳しく制限されている。平壌への出入りは、検問所によって徹底的に管理されているという特別な地域だ。

とはいえ、実は多くの抜け道もあったようだが、最近これらが封鎖されたという。

抜け道とは旅行証(国内用パスポート)や番号入りの許可証を持たないものが、非公式ルートである山道を経由して平壌へ入るというものだが、これら裏ルートの取締が強化され、検問所も増設されているという。何やら江戸時代の関所破りみたいだ。

この封鎖の原因は朝鮮労働党創建80周年記念行事に関連していると言われているが、真の目的は金正恩総書記の身辺警護と平壌の治安維持にあるとも言われている。

金正恩総書記については、健康問題も関連しているとも言われているが、兎に角平壌市内の状況は外部には全く伝えられないから、本当の状況は全く判らない。

しかし、こんな事をやっていれば、市内に済むエリート達の生活すら成り立たなくなるから、ほとぼりが冷めればなし崩し的に元に戻るとも言われている。

いやそれ以上に、未だにこんな国がある事や、それでも体制崩壊が起こらない事が不思議だが‥‥。


やっぱり、「核」を持っているからこその強みなのだろうか。