【旧日本軍の兵器1】高射砲

日本は敗戦により兵器産業は完全に消滅してしまったが、実は戦時中の日本の兵器は極めて高性能だった。それらを紹介していくというのがこの新企画であり、今回はその第一回として、高射砲を取り上げる。

兵器といえば戦闘機や戦艦など華々しい分野を優先したくなるが、敢えて地味な高射砲を最初に取り上げてみた。

第二次世界大戦の末期には、日本本土は米軍のB29爆撃機により多大な被害を受けた。そして伝えられているのはB29は高高度を飛行するために、日本の高射砲では手も足も出なかったという話だが本当だろうか。

旧日本軍の高射砲について纏めると

・九九式八糎高射砲:口径88㎜ 砲身長3,960㎜
日本軍の主力高射砲で、ドイツのクルップ8.8cm SK C/30 を元に国産化されてモノで、原則としてコンクリートや木材で組まれた固定砲床を必要とし、迅速な移動はできなかった。
最大射高10,420mあり、中~高高度を飛行するB29を捉える事ができた。

・三式十二糎高射砲:口径149.1㎜ 砲身長9,000㎜
最大射高14,000mにおよび、超高高度のB29をも捉える能力があった。

・五式十五糎高射砲:口径149.1㎜ 砲身長9,000㎜

最大射高19,000m、レーダー連動機能を備えていた。終戦直前に配備。

超高高度で飛ぶB29を撃墜する能力があり、実際に多くのB29が撃墜されたり、大きな損傷を受けていた。因みに日本本土空襲でB29485機を喪失し、2,707機が損傷し、3,041名の搭乗員が戦死している(米国戦歴調査団)という、多大な被害を出していたのだった。

尤も、全てが高射砲による損傷ではなく、日本軍の戦闘機による攻撃も含まれているが、それでも、日本軍の高射砲はB29に対して大きな脅威となっていたのだった。

では、何故に日本のマスコミは本当の事を伝えないのか。その理由は‥‥

教育やメディアの左傾化により、戦争の悲惨さや平和の大切さを伝えるとぃう大義名分により、戦果よりも被害や無力感を前面に出す事を行った。
GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)は、戦後占領政策の一環として「戦前の軍国主義的な価値観の排除」を進め、日本軍がある程度有効な抵抗を行った事実や戦果は、プロパガンダや報道から排除された。
米軍自身も「B-29は日本の防空を完全に圧倒した」という優勢を誇示するため、被害の過小評価や報告抑制を行った。

と、生成AI様が申しておりまする。