経営が厳しい私立大学を地元の地方公共団体が買い取りまたは設置主体を変更する形で「公立大学」「公設民営大学」へと転換する例が増えているという。
そこで調べてみたのが下の表だ。

いつの間にかこんなに増えていたんだ!
公立大学というイメージの割には偏差値は決して高く無い。唯一山口理科大学の57.5というのがあるが、これは薬学部であり、公立の薬学部が高偏差値なのは当然だ。とはいえ、決して全入のF欄ではなく、関東で言えば「日東駒専」~「大東亜帝国」クラスという処だろうか。
それでは公立化する前、私立だった頃はどうだったのだろうか?
例として福知山公立大学の場合を調べたら、公立化する前は私立の「成美大学」で、成美大学時代には経営状態が悪化し、2010年度には大学基準協会の認証評価で「不適合」とされた、いわゆる破綻したFラン大学であり、これを福知山市が運営の主体となる公立大学法人として運営しているものだ。
公立大学だから当然学費は安く、その点では学生や親には有難い存在だし、学費が安いし公立となれば人気もそれなりにあるだろう。
とは言え、教育内容や就職はどうなのだろうか?