イーロン・マスク氏が新党結成

テスラCEOのイーロン・マスク氏は5日、新党「アメリカ党」の結成を表明したが、これを受けてテスラ株が大きく下落した。

このマスク氏の新党結成について、トランプ大統領は「ばかげている」と非難している。

ところで、一時期はあれほど親密だった両氏の仲は、何故にこれ程こじれてしまったのだろうか。その最大の原因は、トランプ氏がEVに関する優遇措置の廃止声明を出したことで、これによりテスラの経営基盤は根底から覆される事になるからだ。

元々、中国でEVを生産するテスラのCEOであるマスク氏と、反中国、反環境政策のトランプ氏の仲が危ういのは誰が考えても判っていた筈だ。マスク氏にしてみれば、これだけ協力している自分の経営するテスラに対しては、当然忖度がある筈、とでも思ったのかもしれないが、それはトランプ氏の信念を見逃していたという事だ。

テスラについては、このままでは倒産街道まっしぐらになってしまう。これを脱するにはハイブリットにも進出する事が考えらえるが、テスラにはエンジンの技術が無い。しかも内燃機関というのは一朝一夕に出来るものではない。

では、どうするか。

一部で提唱されているのは、あの瀕死の重傷状態の日産を買収する案だ。なるほど、日産はエンジンもハイブリッドも即戦力となる技術を持っている。しかも、日産の米国工場を拡大して、米国生産の日産ブランドとテスラブランドの生産を行えば、アメリカファーストのトランプ政権に対しても大いなる貢献をする事になる。


う~ん、なかなか良い案と思うけどねぇ。