米国のイラン核施設爆撃跡が衛星写真で公開されている

米国はイランの核施設に対してバンカーバスターを投下したが、その爆撃で開いた穴の写った衛星写真が公開されている。

これらの場所はこの穴が無ければ全く何もない荒地に見えるが、その地下に施設がある事を特定してピンポイントで爆撃する技術力は大したものだ。

成程、米軍以外では実現できないものだ。

ところで、イランの上空は完全にイスラエルが制空権を掌握しているというが、簡単に制空権をとられてしまうイラン空軍の実情はどんなものなのだろうか?

イランはパーレビ王政時代は米国、英国、イタリアなど西側から大量に戦闘機やヘリコプターを購入したが、イスラム革命後はこれらの保守に必要な部品が入手できないなど、実戦での使用は難しい状態となっている。

革命後には旧ソ連、中国などから購入したが、エンジン寿命が短く整備費が高いなど問題が多く、稼働率は低いという。

それ以外では、イラクから亡命してきた軍人が乗ってきたミラージュ戦闘機12機とスホーイ戦闘機24機がある。

数量的にはF-5が102機、F-4が64機と一番多いが、前述のように整備が出来ないのでは使い物にならない。

結局、マトモな戦闘機は無い状態だった。

これじゃあ、イスラエルが簡単に制空権をとれるわけだ。

結局、イランは核兵器の開発に成功するしか防衛手段が無かったのだが、それを破壊されたのでは国としての存続も怪しいだろう。