北朝鮮はロシア軍に対して100両以上の22連装240㎜自走ロケット砲を提供したといわれている。
そしてこの度、通信アプリ「テレグラム」にウクライナ側が開設したものとして知られるチャンネル「ティスク(Тиск)」およびXの「スペシャル・ヘルソン・キャット(Special Kherson Cat)」に、ロシア軍が240㎜自走ロケット砲を発射している短時間の動画を公開した。動画には、道路に停車して発射管に仰角を付けている北朝鮮製240ミリロケット砲が、およそ1秒間隔で2発のロケット弾を順次発射する様子が収められているという。
北朝鮮の240ミリロケット砲は最大22連装が可能と伝えられている。韓国首都圏を脅かしている北の長射程砲340門のうち、240ミリロケット砲は200門ほどで、韓国軍当局は「戦争が始まったらこれらの長射程砲が1時間で最大1万6000発の砲弾を韓国首都圏にばらまくことができる」とみている。
北朝鮮はロシアに派遣した兵士達がロケット砲を使った実践を経験した事になり、これは韓国にとっては大きな脅威だ。