試乗記用の写真を撮る際に、コンパクトデジカメや携帯ではイマイチ画質に不安がある。さりとて、本格的な一眼レフは重く大きく高価だ。
そこで、キャノン EOSシリーズのエントリーモデルであり、EOS Kissなら軽く小さく安価だ、という事で20年前に購入したのがEOS Kiss Didital N だった。それから20年間、まさに「元を取った」状態で、ボロボロ状態だが、動作に問題はないという驚異の耐久性は流石にキャノン。
そもそも、このEOS Kissシリーズは超ベストセラーであり、他社は全く勝負にならない状態だったのも納得できる。とはいえ、流石に細かい部分での不具合も出始めたことで、この際いよいよ交換しとうという事になった。
とはいえ、年金生活者の食うや食わずの財政状態では極力出費を抑えたい。そこで、EOS Kissの中古品をAmazonで調べてみたらば、1.3万円というのがあった。
⇒Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X4 ボディ
多少の不安はあるが、まあ価格を考えれば失敗したとしても痛手は少ない。という事で、早速ポチッてみた。
翌日配達のために、思い立った翌日の夕方には入手できるという便利さ。Amazonの一人勝ち状態が理解できるというものだ。早速中身を出してみると、Digital NとX4の発売時期は5年の違いだから、20年前から15年前に進化した事になる。
バッテリーと充電器については、特に何も書いていなかったが、普通の常識でデジカメなら中古とは言え当然付属しているだろうし、もし付属していなかったとしても、中国製のパチものなら大した金額でもない。
結論は、キャノンの純正品が付属していた。
カメラ本体も付属品も程度は良く、目立つ傷や汚れなども殆ど見当たらず、外観上は充分に納得できる状態で、二十年間酷使した現役品に比べれば「新品」の感覚だっだ。
ここで、Kiss Dital NとKiss X4を比較してみる。
正面から比べると大きな違いは見当たらない。
大きな進化はリアの液晶モニタで、Digital Nでは小さな液晶でバックライトも無く極めて見辛いが、X4 はカラーで大きなモニタが付いている。
バッテリーと充電器、記憶媒体も異なっている。
加えて、X4は動画撮影機能も備えているなど、僅か5年で大いに進化していた。ここで、両モデルの主要諸元を比較しておく。因みに、この表は生成AIにより僅か10秒程で作成されたものだ。
なお、レンズについては20年経っても全く痛みは感じられず、そのまま使いまわしが効く。キャノンのEFレンズとしては安物だが、腐ってもキャノン、ウェブで使用する程度の写真なら十分過ぎる描写や解像度だ。
という事で、今回のデジ一買い替え作戦は大成功だった。
めでたし、めでたし。