米国はロシアが奪取したウクライナ南東部をロシア領土と承認して戦闘を終結させる気だ




ブルームバーグによると、米国はモスクワとキエフ間の戦闘を終結させる和平合意に基づき、2014年のロシアによるウクライナ侵攻の際にロシアが奪取したウクライナ南東部のクリミア半島をロシア連邦の領土として国際的に承認する用意があるという。

そうは言っても、ゼレンスキー大統領がこの案を受け入れるかといえば、これこそ未だに先勝戦争が終結しない最大の理由だから、簡単にはいかないだろう。

これに対してトランプ大統領は18日、ロシアとウクライナの停戦交渉について、双方が協力せずに一方が困難な状況を作り出せば、米国は仲介を「やめる」と述べた。米国が仲介を止めるという事は、ウクライナに対する支援も行わないという事だから、そうなればゼレンスキー大統領は間違いなく敗北し、下手をすればウクライナという国自体が消滅してしまうだろう。

反トランプのマスコミは、そうなればEUが、とりわけフランスが支援すると言っているが、ハッキリ言ってフランスの軍事力ではロシアに対抗するなんて無理な話であり、結局は米国の提案に従うしかなさそうだ。