中国のニュースサイト「中華網」が14日に報道したところでは、遼寧省瀋陽市で行われていたモーターショーで、展示中のあるスポーツタイプ多目的車(SUV)が制御不能に陥り、別の車に衝突する事故が発生したとのことだ。
公表された動画では黒いSUVが突然、急加速して大きく方向を変え、すぐそばにあった白い車に正面から衝突している。
ショーで展示中の車が突然に暴走するとか、一体中国のモーターショーはどんな管理をしているのか。
ところで、今回暴走したクルマのメーカーなどは公表されていないという。まあ、中国車の安全性なんて、こんなものなのだろう。
にもかかわらず昨年、中国の大手テクノロジー企業「小米(シャオミ)」のCEOは「SU7の知能技術、ベンツ・BMW・アウディより一枚上」だとか、昨年末にはSU7を10万台以上納車しEVスタートアップとしての新記録を打ち立てたい、と豪語していた。
そして昨年末での販売実績は、何と13万5000台。目標の10万台を大きく上回っていた。
ところで、このSU7って、何かに似てないか?
シャオミといえば街中でコントロールを失って暴走する動画が公開されたりと、兎に角危険なクルマという印象だ。
それでも、こんなに人気があるのだから、中国人のクルマに対する理解は極めて低いと言わざるをえない。