トランプ関税で英国のジャガー・ランドローバーが出荷を停止 [前編]




トランプ関税でジャガー・ランドローバーは米国の関税に応じて米国への出荷を停止する。

ジャガーランドローバー・オートモーティブPLC(Jaguar Land Rover Automotive PLC、略称:JLR)は、インドのタタ・モーターズが所有するイギリスの自動車会社で、高級ブランドであるジャガーランドローバーを保有している。

同社は現在英国で製造されていて、米国への輸出の際には25%の関税がかかる。こために、米国への出荷を停止して、販売政策などの再検討を行うという事らしく、米国での販売網を廃止する、とかではなさそうだ。

では、同社は米国でどのくらいの販売規模だったかといえば、2025年第一四半期の売り上げで、ジャガー2,820台、ランドローバー29,200台で、ジャガーはともかく、ランドローバーは結構売れている。

では、日本ではどうだろうか?

2024年度販売台数
Jaguar :535台
Land Rover :8,044台
因みに
Mercedes-Benz:52761台
BMW:36,551台
VW:25,653台

これを見れば、米国同様ランドローバーはそこそこ売れているようだ。対するジャガーは流石に売れていない。という事で、それでは日本で販売されているランドローバー車の概要を纏めてみる。

社名であるランドローバーという名称は、第二次大戦直後に発売されたオフロード向け車両で、現在はディフェンダーというシリーズで発売されている。

ディフェンダーは基本的に1950年代の設計を踏襲して、まさ生きた化石状態だったが遂に2021年に生産が終了された。

そして現在は2019年に発表された完全に新しいモデルとなっている。エンジンは3.0Lディーゼルで価格は9981,276万円と結構高価だ。

以下、後編に続く