中卒でも入学できる大学があるらしい




今の世の中、高校生の60%が大学に進学するという。勿論、学歴なんか関係ない、実力だよ、という意見を否定はしないが、それは芸能人などの本当に実力で勝負する世界であり、企業に雇用される場合は学歴が大きく影響するのは避けられない。

その大学入試をする受験生の多くは高校を卒業(見込含む)した事で受験資格を得るが、事情により高校を卒業していない、いわゆる「中卒」の場合は、あらたに通信制高校などを卒業するか、通称「高認試験」といわれる資格試験に合格する必要がある。

ところが、そのどちらにも該当しなくても大学に入学する方法があったのだ。

これらは何れも通信制大学で、18歳以上で最初の1年間で指定の科目を18単位を取得する特修生制度というものを使い、その後に大学正科生を4年で大卒となる事ができる制度が24の通信制大学にある。最初に特修生としての1年間を考えると、卒業までには一般的に5年となるから、高認試験で受験資格をとるかは各自の判断による事になる。

さて、通信制大学だが、これも全てを自宅で学習するのか、スクーリングで一定期間実際に大学に通学する必要があるか、などの違いがある。

通信制で大卒資格を取るための学習は結構ハードであり、どの大学にしても本気で取り組む必要があるのは変わりない。とはいえ、大学によって違いはあるようで、極めて厳しい基準で多くの学生が卒業に至らないという大学もあるし、比較的に簡単と言われている大学もある。前者の代表は慶應義塾大学で、卒業率が極めて低いといわれているが、流石に慶應大学卒を名乗るのは簡単ではないという事か。

そこでネット界隈を色々探ってみたらば、産業能率(産能)大と東京通信大を推す意見が圧倒的に多かった。産能大というのは知っていたが、東京通信大というのは知らなかった。そこで、Wikipediaで調べてみたらば、「モード学園やHAL、首都医校など複数の専門学校を運営する学校法人日本教育財団により2018年4月に開学したeラーニング方式の通信制大学である。」という事で、そのキャンパスがあるのは、何度か写真を見たこともある新宿のコクーンタワーだった。

さて、この2大学での学習方法や学費については次回につづく