1日3時間以上スマホを使う中学生は偏差値50以上になれない




東北大学応用認知神経科学センター 榊浩平助教によると「同じ時間勉強していて、同じ時間寝ていた子でも、スマートフォンの使用時間が長ければ長いほど、成績が低い。 特に驚いたのは1日3時間以上使用していると答えた子供たちのグループでは、どれだけ勉強を頑張ってきちんと寝ていたとしても、偏差値が50以上、いわゆる成績が上位に入ってくる子たちのグループがなくなってしまった。」

ややっ、偏差値50以下というと、100人中50位以下ということだが、日本の大学進学率は約60%だから、大学進学には少なくとも偏差値45(100人中70位)以上は必要という事だ。

一方、高校受験の偏差値を大学受験に換算するには私立文系の場合プラス10という事が一般的に言われている。という事はFランではないが底辺クラスの大学、すなわち偏差値35に相当する高校は45という事になり、上記と合わせても概ね合っている。

要するに、1日3時間以上スマホをいじっている中学生は将来大学へは進学できない可能性が大いにある、という事だ。

そいうえば、底辺大学ではゲイムクリエーターを目指す、いわゆる「ゆるふわ」理工系がトレンドと言われているが、成程、スマホとゲーム三昧で高校卒業となって、しかし就職をする気は全くないから、それなら大好きなゲーム作りを目指せる専門学校、いやどうせなら大学の方が得だ、という受験生の要望にピッタリとマッチするのがこれらのFランゆるふあ理系という事なのだろう。

ところが、最新の3Dゲームは行列の知識を必要とする。行列と言えば理系大学の一年時に遭遇して頭を悩ます「線形代数」の事だ。加えて、リアルな動きを再現するには運動力学の知識も必要であり、これまた鬼門である微分方程式のお世話になる事になる。

という事は、ある程度マジな理系大学に入学し、出来れば大学院を終了するレベルでないと、大手のゲーム系企業には就職できないという事になる。

尤も最近はゲームプログラム作成をサポートするアプリなどもあるようで、高度な数学の知識が無くとも何とかなるようだが、とはいえ行列や微分積分の基本知識があると無いでは影響も大きいだろう。

そしてこれらの人材は「IT土方」とも呼ばれている底辺プログラマというかコーダーなどになって、低賃金で重労働という憂き目に会うのだろう。

因みにゲーム業界の進む際の学歴について、ChatGPT先生に聞いてみた結論は
・「学歴+実力」の両方があると最強 → 大手ゲーム会社やエンジン開発 を目指すなら、名のある大学院が有利
・学歴がなくても実力で勝負できる → インディー開発や中小企業なら実力次第で採用
・底辺大学卒でもチャンスはあるが、努力が必須(強いポートフォリオを作り、実務経験を積むことが重要)
ゲームクリエイターを目指すなら、「どの大学か」よりも「何が作れるか」が大事なので、大学在学中にどれだけ実力をつけるか が就職の決め手になります!