日産「GT-R」注文停止 8月生産終了




日産は、スーパースポーツカー「GT-R」の新規注文受付を終了したと公式サイトにて発表した。既に2025年8月に生産を終了するとアナウンスされていたが、受注は既に終了したという事だ。

ファンの知りたいところは次期型がどうなるのかという事だが、日産は「日産を代表するモデルでもあるので開発の検討はしています。」と、コメントをしているが、今の日産の経営状態を考えれば次期GT-R開発どころでは無いだろう。

現行型R35型GT-Rは2007年に発表された。発売当時の価格はベースグレートが777万円と、性能を考えれば破格の買い得車だった。

その後、2009年にはスペックVという1,575万円のモデルを追加発売して、まあこれが性能に見合った本来の姿だろう。このモデルについては、本篇試乗記の日記で内外装を詳しくレポートしているので、ここに再掲しておく。

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本編日記 2009年5月5日、11日 GT-R SpecV

1,575万円也の国産車、ニッサンGT-R SpecV。
ニッサン本社の展示車を写真で紹介しよう。

ノーマルのGT-Rのスタイルはイマイチだったが、こちらは迫力満点。

リアエンドにはGT-RとSpecVのエンブレムが。

ブレーキはフロント6ポット、リア4ポットのブレンボ製対向ピストンキャリパーとカーボンセラミックのローターが標準となる。

インテリアについては

基本的にはノーマルに準じた室内。内装もカーペットも付いているから、高性能モデルといってもサーキット仕様とは趣が異なる。

ステアリングやパドルスイッチは基本的にノーマルのGT-Rと同一だが、ステアリングのスポークがシルバー⇒ブラックとなっている。

速度計はフルスケール340km/hだが、当然ながら180km/hでリミッターが掛かる。
メーターはノーマルGT-Rと同一。

SpecVとはいっても、ノーマルと同様にAモードがあるから普通にオートマとしても乗れる。

オーディオやエアコンも充実している。というよりノーマルと同一。

シートは当然ながらスポーツシートが付いているが、フルレザーで何やら高級GTの雰囲気だ。

確かにニッサン車としては質感は高いが、その高性能と内装の豪華さが逆にチグハグでレーシーな雰囲気に欠けている。こういう点ではポルシェGT3RSの演出は、この手のクルマに対するキャリアの差を感じさせる。
それにしても、このクルマのユーザー層はどういう人たちなのだろうか?ガレージにはフェラーリもポルシェも入っているから、話の種にGT-Rでも買ってみるか、という事か。

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