以前から指摘されていたが、情報機器に仕込まれたバックドアによってデーターが盗まれる危険性は、とりわけ中国製の機器が怪しいという事だが、情報機器のみならず、最近ではあらゆる家電にCPUが組み込まれている。
例えばロボット掃除器にはカメラ、スピーカーとマイク、スマホにダウンロードした制御用アプリなどから、自分の行動や声、位置など日常生活のあらゆる情報が追跡を受けている、という。
そして中国製機器が怪しいにも関わらず、コスパの高さから急速に市場を奪っている。インフラに相当するファーウェイの通信機器などは、既に西側諸国では締め出しつつあるが、デジタル家電は個人ユーザーだから価格の安さを求めてこれら中国製家電を買うという問題がある。
実際に米国では中国の代表的ブランド「エコパックス」のロボット掃除機が外部からハッキングされた事も報告されている。
また韓国で、家庭や商業施設でセキュリティーや安全対策、リアルタイムの現場確認目的で設置されているネットワークカメラは中国製が80%と圧倒的なシェアを持ち、これらから集められた私生活動画が中国のウェブサイトで公開されたというケースもあるという。
因みにCOOAUは中国深セン市に拠点を置く企業だ。
上記の写真のように、これら中国製品は日本でも普通に売っている。確かに安いのは魅力であり、4,000円で監視カメラが買えるのだから、ついつい手を出してしまうユーザーは多いだろう。しかし、スマホと連携する写真を見れば、いかにも危ないという雰囲気ムンムンだ。
危ない、危ない。